高市首相の気持ちはわかるけど
2026-01-19


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2週間ぶりに化学療法を受けた。直前に外科の担当医にこんな質問をした。
「今度の抗がん剤で効果のある人もいるんでしょ」
 バカなことを訊いたものだ。だが、この気持ち、どなたにもなんとなくわかってもらえるのではあるまいか
「いますよ。だからやるんですよ」
「そうですよね」
 たったこれだけの会話でも、目の前がパッと明るくなって、気持ちがずいぶん軽くなった。
 さて、気になるのは最近の娑婆(しゃば)のこと。
 今日は高市首相が衆議院の解散を発表した日。年が明けて、あれよあれよという間にこうなった。こうも簡単に、一国一城の主の代議士全員があっさり職を失うとは。
 高市本人の言葉によれば、解散の大義名分は、「高市早苗が内閣総理大臣でよいのかどうかを国民に決めていただく」という。
 真っ先に口から出たのはこの名セリフ(?)だった。政策ではなく、ワタクシ個人の評価で、(自民党に投票するかどうかを)決めてほしいというのだ。
 つまり、自民党の中身は変わっていないから、党の「表紙」の自分に投票して、ということか。
 ついつい肩に力が入って、ここでも本音が出たか。地元で活動している有力議員のなかには、これを聞いて、カチン!ときた人もいるとおもう。
 ぼくと医者とのやりとりではないけれど、言いたい気持ちはなんとなくわかる。でも、こんな露骨な自己顕示欲の話は聞いたことがない。総理総裁のポストは想像した以上に孤独なのだろう。
 これから先は無責任な独り言を書く。
 いまのところ自民党の負けは考えにくい。だからこそ、高市は「いまなら勝てる」と解散したに違いないのだ。選挙は世論の関心を集めた方が断然有利だから、解散、告示、投票日の日程まで、密かに練り上げていた短期決戦、先手必勝の構えである。
 ぼくは選挙の結果よりも、その後の高市首相がどんなふうになるのか。そこのところに関心がある。
 外交経験のない彼女は、あの台湾に関わる発言で、日本と中国との関係がたちまち険悪な状況に陥り、修復のきっかけすらつくりだせず、日本経済に深刻な影響を及ぼす危険な状況をつくりだした。
 日本の総理大臣のたったひと言でこうなった。彼女ひとりが撒いたタネである。このことはしっかり覚えておこう。
 選挙で首尾よく勝利した後、自信をつけた高市首相は変わりそうな気がする。では、どう変わるのだろうか。
 予感では、安倍晋三の後を追う。その兆しは、すでに第1次高市政権のなかにも見てとれた。安倍は自分の気に入らない意見には耳をかさなかった。強権を使って排除した。
 高市政権には、外交経験が豊富な「2枚の大ごま」がいる。茂木敏充外相と林芳正総務相のふたりである。
 茂木は外務、経済再生、経済産業、行政改革ほかの大臣や幹事長を歴任。林は官房長官、外務、防衛、農林水産、文部ほかの大臣をしている。ふたりともハーバート大学ケネディ・スクールの卒業生で、閣僚の席に並んでいた。しかし、高市の弱点をカバーしていいはずの彼らはどこにいるのか忘れられてしまうほど影が薄いままだ。
 そこに高市のリーダーとしての性格がよく出ているのではないか。うーん、警戒しなければ。
 長くなりそうなので、このへんで止めておこう。

■ダイコン2本と高菜をベランダで干した。どれも室見川を渡った先にある野菜や果物の直売所で買って来た。高菜は塩もみして、高菜漬けに。ダイコンは時間がかかるけど、これから乾燥していく様子をさわってみるのも楽しい。

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