エッセイのネタは、あちこちにあるのだが
2026-01-28


禺画像]
今日は28日、水曜日。次のエッセイの応募締め切りは今月末、まだ1行も書いていない。先にタイトルでも決まればあとは樂なのだが、頭のなかに霧がこびりついたようで、それも未定である。
 ぼんやりしたネタはいくつかある。エッセイの10枚ぐらい簡単に書けると甘くみていたが、元気なころのように、「興が乗れば、朝まで寝なくても平気」という追い込み作戦は使えない。
 まずは書き出す前の雰囲気づくりに古いノートを取り出した。そこには入院したときの患者さんたちの様子や会話なども書いてある。いわば歴史を切り取った断片で、読み返すとその場の景色が見えてくる。あのときはコロナの感染防止で面会禁止だった。こんな記録のメモが後日の原稿書きの役に立つ。
 そうそう、今日もこんなことがあった。
 過日、ぼくはカミさんと一緒に用心しいしい、そろりそろりと歩いていたとき、ごくちいさな段差に右のつま先が引っかかってしまった。態勢を立て直す次の一歩が出ない。そのまま丸太のように前方へバターン! まわりに聞こえるような音を立てて、コンクリートの道端にぶっ倒れた。
 2度目の派手な転倒だった。起き上がるのがまたひと苦労で、四つん這いになって、どうにかこうにか立ち上がった。中学生のころの体育の通信簿の点数「5」は遠い昔の栄光である。一度きりだったけれど。
 両膝の傷は深く、広くて、3週間過ぎても治りきっていない。そこで、ちかくのドラッグストアで塗り薬を探した。お馴染みのチューブ入りの軟膏だから、置いている場所はすぐわかるとおもっていた。
 ところが、カミさんと手分けして店のなかを探しても、なかなか見つからない。4、5分もかけてやっと見つけたのは、陳列棚のいちばん下の、いちばん端っこだった。通常は売れない商品を置く場所である。
「これって、必需品だろ。子どもたちが外で遊んでいるときに、ケガをしたり、すり傷をつくらないのかなぁ。ほら、赤チンもこんな隅っこに置いてあるよ」
「これじゃ、(どこに置いてあるか)わからないわよ。うちの子たちも、すり傷が絶えなかったのにねぇ」
「そうか。いまの子どもたちは外で遊ばないんだ。だから売れてないんだな」
 時代の変化はこんなところにも出ていた。切り口の設定と書きようによっては、これも短いエッセイの題目になるだろう。
 いまカミさんは、昨日届いたka君からのおすすめの本、『がんが自然に治る生き方』を読んでいる。つい先ほども内容の報告にやって来た。
「お父さん、ガンはね、お砂糖が大好きなんだって」
「なに!? さっき、あんぱん食べたよ」
「食欲が落ちて、食べきれないからと言って、ずっと甘いものばかり食べているからね」
「ちょっと考え直さなくちゃいけないかもな」
 どうやら、ここでも知らなかった発見が続々の気配。この件については予断や誤解のないように、ブログでは触れないようにしよう。
 こうしてヒマのような、時間に追われているような今日も無事に日暮れていく。

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